『お上』が絡むとロクな事が無い
2006.08.24 Thursday | category:TVゲーム
こんばんは。
先日『「有害」規制監視隊』さんへのリンクを行いました。
ゲームに限らず、メディアやコンテンツ全般の表現規制についての情報収集および
それに対する評論や意見の提示など、この類の情報については五指に入ると云える
内容で、当方でも多くの情報を役立たせております。
●『有害』規制監視隊
http://hp1.cyberstation.ne.jp/straycat/watch/top.htm
さて本題。
『東京ゲームショウ』の合併騒動に続き、『お上』主導で『ゲームアカデミー賞』の創設を
予定しているそうです。
●その記事が載った読売新聞(YOMIURI ONLINE)TOP
http://www.yomiuri.co.jp
●同誌・経済面より『ゲームにアカデミー賞、ソフト制作者を表彰…経産省』
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20060823i501.htm
●経産省のほうどうはぴょう・・・でなく報道発表
http://www.meti.go.jp/press/20060824005/20060824005.html
●経済産業省
http://www.meti.go.jp/
理由は例によって国際的に弱体化する国内ゲーム産業の強化。
経産省としては「世界で最も権威ある賞(記事より)」と位置づけるべく、省や国が進める
一連の『ゲーム産業戦略』とあわせて展開するそうですが、手放しで喜べることでしょうか?
まず、国が推し進めることに問題があります。
言い方を変えれば、国にタマを握られるということです。
(クチやカネは出すがテは出さない・・・ということは有り得ない)
国が関与するということは、国(=スポンサーとかボスとか)の意向に沿った行動を取らざるを
得なくなります。
事実、すでに国では文部科学省や科学技術振興機構を中心として、
テレビやゲームなどが子供の脳の発達に与える影響や要因の解明についての研究を行う
ことが発表されており、あわせて警察庁では、今年4月に「バーチャル社会のもたらす
弊害から子供を守る研究会」を設置し、インターネット、ゲームなどの仮想現実社会を
通じて子供たちが受けている悪影響を調査し、対応策等を検討するとしています。
たとえ国が強制しなくても、つくり手側はそれを意識せざるを得ない行動をとることが
考えられますので(要は萎縮してしまうってことネ)、このような行為が障害となり、
悪い結果がでる・・・税金の無駄遣い・・・となります。
二番目に、ゲームに対してはすでに数多くの『表彰』が行われている点です。
CESAが行う『日本ゲーム大賞』、E3が行う『Game Critics Awards』、国(文化庁)が
行う『メディア芸術祭』(←これはゲームだけの賞でないが)、その他雑誌などのメディア
が行う表彰などがあり、お上の云うところの「世界で最も権威ある賞」をさらにつくる
必要があるのか?と疑問です。
三番目に『文化を否定した』経産省に、ゲームを評価する資格なし。
今年2月に騒動となった電気安全用品(通称:PSE)法において、
規制にかかるゲーム機を何一つ保護しようとしなかったことを忘れてはなりません。
(実際「ゲームは音楽と違うから」規制の対象になるとほざいたお役人もいたとか)
音楽(楽器)は、かの坂本龍一氏をはじめとする人々の活躍で「特例」を受けられましたが、
ゲーム機や家電は結局『とりあえずレンタル制度で』と、うやむやのままにされました。
(ゲームのレンタルは、ハードも含め実質クロだっていうのに・・・ただしメーカー主導のコーエーの『レンタネット』などは別)
このような団体(組織)がコンテンツを評価する資格があるのか?と問いたいものです。
で、結論。
評価を行う経産省は、まずゲームというものの正しい評価を行う力をつけ、
不当なバッシング(非科学的な有害論など)からも護る・・・
まずはそのことを優先するべきです。
今の時点で賞を設けたとしても、産業としてのゲームが見捨てられれば
文化としても『忘れ去られた存在』となるのが目に見えます。
そのときでも国は評価を続けられるのでしょうか?
できないのであれば、ハナから止めとけと強く願います。
先日『「有害」規制監視隊』さんへのリンクを行いました。
ゲームに限らず、メディアやコンテンツ全般の表現規制についての情報収集および
それに対する評論や意見の提示など、この類の情報については五指に入ると云える
内容で、当方でも多くの情報を役立たせております。
●『有害』規制監視隊
http://hp1.cyberstation.ne.jp/straycat/watch/top.htm
さて本題。
『東京ゲームショウ』の合併騒動に続き、『お上』主導で『ゲームアカデミー賞』の創設を
予定しているそうです。
●その記事が載った読売新聞(YOMIURI ONLINE)TOP
http://www.yomiuri.co.jp
●同誌・経済面より『ゲームにアカデミー賞、ソフト制作者を表彰…経産省』
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20060823i501.htm
●経産省のほうどうはぴょう・・・でなく報道発表
http://www.meti.go.jp/press/20060824005/20060824005.html
●経済産業省
http://www.meti.go.jp/
理由は例によって国際的に弱体化する国内ゲーム産業の強化。
経産省としては「世界で最も権威ある賞(記事より)」と位置づけるべく、省や国が進める
一連の『ゲーム産業戦略』とあわせて展開するそうですが、手放しで喜べることでしょうか?
まず、国が推し進めることに問題があります。
言い方を変えれば、国にタマを握られるということです。
(クチやカネは出すがテは出さない・・・ということは有り得ない)
国が関与するということは、国(=スポンサーとかボスとか)の意向に沿った行動を取らざるを
得なくなります。
事実、すでに国では文部科学省や科学技術振興機構を中心として、
テレビやゲームなどが子供の脳の発達に与える影響や要因の解明についての研究を行う
ことが発表されており、あわせて警察庁では、今年4月に「バーチャル社会のもたらす
弊害から子供を守る研究会」を設置し、インターネット、ゲームなどの仮想現実社会を
通じて子供たちが受けている悪影響を調査し、対応策等を検討するとしています。
たとえ国が強制しなくても、つくり手側はそれを意識せざるを得ない行動をとることが
考えられますので(要は萎縮してしまうってことネ)、このような行為が障害となり、
悪い結果がでる・・・税金の無駄遣い・・・となります。
二番目に、ゲームに対してはすでに数多くの『表彰』が行われている点です。
CESAが行う『日本ゲーム大賞』、E3が行う『Game Critics Awards』、国(文化庁)が
行う『メディア芸術祭』(←これはゲームだけの賞でないが)、その他雑誌などのメディア
が行う表彰などがあり、お上の云うところの「世界で最も権威ある賞」をさらにつくる
必要があるのか?と疑問です。
三番目に『文化を否定した』経産省に、ゲームを評価する資格なし。
今年2月に騒動となった電気安全用品(通称:PSE)法において、
規制にかかるゲーム機を何一つ保護しようとしなかったことを忘れてはなりません。
(実際「ゲームは音楽と違うから」規制の対象になるとほざいたお役人もいたとか)
音楽(楽器)は、かの坂本龍一氏をはじめとする人々の活躍で「特例」を受けられましたが、
ゲーム機や家電は結局『とりあえずレンタル制度で』と、うやむやのままにされました。
(ゲームのレンタルは、ハードも含め実質クロだっていうのに・・・ただしメーカー主導のコーエーの『レンタネット』などは別)
このような団体(組織)がコンテンツを評価する資格があるのか?と問いたいものです。
で、結論。
評価を行う経産省は、まずゲームというものの正しい評価を行う力をつけ、
不当なバッシング(非科学的な有害論など)からも護る・・・
まずはそのことを優先するべきです。
今の時点で賞を設けたとしても、産業としてのゲームが見捨てられれば
文化としても『忘れ去られた存在』となるのが目に見えます。
そのときでも国は評価を続けられるのでしょうか?
できないのであれば、ハナから止めとけと強く願います。
これはOKなの・・・か?【PSE法】
2006.08.20 Sunday | category:PSE法問題
おはようございます。
先週、4年半ぶりにコミケに行ってまいりました。
噂どおりの混雑でありました。
以上、報告終わり。
(詳しいことは他の方々のほうがよろしいかと)
さて、本題であります。
本日(8/20)、ちょっと気になるイベントがアキバで行われるとのことです。
●『第2回わんぱくゲーム大会「TRADER vs.Cafe Mailish」
for サターンボンバーマン 10人対戦!!(長っ・・)』
http://www.e-trader.jp/ (『トレーダー』TOPページ)
気になるのは『長っ・・・なタイトル』でも『サタボン』でも『メイドさん』でもなく
(気にはなるが)優勝者への景品『ドリームキャスト本体(中古)』であります。
2月から4月までの騒ぎも収まり(というより忘れ去られ)、決まりをつくった張本人さえ
忘れていそうなPSE法ですが、ここにきてDCを景品として出すとは、泣く泣くPSE法に
従ったトレーダーさんも、どこかで漢(おとこ)を魅せたいのでしょうか。
それとも単なる在庫処分なのでしょうか (ありうる)。
PSE法については、『お上』が『競売』する分には規制がかからないなど数々の矛盾点が
指摘されています。
今回のように『イベント(客寄せ)の景品』として出す場合については
グレーゾーンに入る可能性がありますので、ここは決まりをつくった張本人に聞くと
しますか。皮肉と嫌味たっぷりに。
先週、4年半ぶりにコミケに行ってまいりました。
噂どおりの混雑でありました。
以上、報告終わり。
(詳しいことは他の方々のほうがよろしいかと)
さて、本題であります。
本日(8/20)、ちょっと気になるイベントがアキバで行われるとのことです。
●『第2回わんぱくゲーム大会「TRADER vs.Cafe Mailish」
for サターンボンバーマン 10人対戦!!(長っ・・)』
http://www.e-trader.jp/ (『トレーダー』TOPページ)
気になるのは『長っ・・・なタイトル』でも『サタボン』でも『メイドさん』でもなく
(気にはなるが)優勝者への景品『ドリームキャスト本体(中古)』であります。
2月から4月までの騒ぎも収まり(というより忘れ去られ)、決まりをつくった張本人さえ
忘れていそうなPSE法ですが、ここにきてDCを景品として出すとは、泣く泣くPSE法に
従ったトレーダーさんも、どこかで漢(おとこ)を魅せたいのでしょうか。
それとも単なる在庫処分なのでしょうか (ありうる)。
PSE法については、『お上』が『競売』する分には規制がかからないなど数々の矛盾点が
指摘されています。
今回のように『イベント(客寄せ)の景品』として出す場合については
グレーゾーンに入る可能性がありますので、ここは決まりをつくった張本人に聞くと
しますか。皮肉と嫌味たっぷりに。
肥大化するTGS、縮小するE3
2006.08.03 Thursday | category:TVゲーム
おはようございます。
日本のゲームファンが注目する2つのゲームショウ
米国ロサンゼルスの『エレクロトニック・エンターテインメント・エキスポ(E3)』
そして日本・千葉県幕張の『東京ゲームショウ(TGS)』。
それぞれ次回のニュースが入ってきてますが、対照的な内容です。
●『TGS』は過去最大の規模
http://plusd.itmedia.co.jp/games/articles/0607/05/news023.html
(『ITmedia+D Games』より)
●『E3』は次回は大きく規模を縮小予定
http://www.famitsu.com/game/news/2006/08/01/103,1154410798,57895,0,0.html
(『ファミ通.com』より)
さらに、TGSはお国*が打ち出した『国際コンテンツカーニバル』構想とやらで、
アニメ・映画等とともに国策での後押しの元、統合するという話も持ち上がって
おり、更なる肥大化が予想されます。
●TGS、来年より「国際コンテンツカーニバル」に統合か?
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0607/24/news067.html
(『ITmedia+D games』より)
『国策』については別の機会に譲るとして、
年々下がっていると云われるゲーム関連市場を横目に、ゲームショウは
近年再び盛り上がっているとのことですが、現場に立つものとしては
一時的なバブルのような印象も受けています。
〜たしかに携帯機ブームやビッグタイトルのヒットなどありますが、
相変わらず一部メディア・自称良識派からのバッシングが収まらない
ことを考慮すると、結局は成熟していないと言わざるを得ない・・・〜
『E3』は流通向けメイン、『TGS』はユーザー向けメインと目的が異なり、
さらに行う時期も異なるので、一概に比較はできないのですが、
どうもE3の方が『現実と未来を見据えて』いるような・・・。
*経産相・二階俊博氏が挙げた『日本発のコンテンツ』を、今まで以上に
海外に発信するため、同様のイベントをまとめてやってしまおうというもの。
TGSもその一環として、統合される可能性が高い。
(TGSは経産省の後援を受けている)
日本のゲームファンが注目する2つのゲームショウ
米国ロサンゼルスの『エレクロトニック・エンターテインメント・エキスポ(E3)』
そして日本・千葉県幕張の『東京ゲームショウ(TGS)』。
それぞれ次回のニュースが入ってきてますが、対照的な内容です。
●『TGS』は過去最大の規模
http://plusd.itmedia.co.jp/games/articles/0607/05/news023.html
(『ITmedia+D Games』より)
●『E3』は次回は大きく規模を縮小予定
http://www.famitsu.com/game/news/2006/08/01/103,1154410798,57895,0,0.html
(『ファミ通.com』より)
さらに、TGSはお国*が打ち出した『国際コンテンツカーニバル』構想とやらで、
アニメ・映画等とともに国策での後押しの元、統合するという話も持ち上がって
おり、更なる肥大化が予想されます。
●TGS、来年より「国際コンテンツカーニバル」に統合か?
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0607/24/news067.html
(『ITmedia+D games』より)
『国策』については別の機会に譲るとして、
年々下がっていると云われるゲーム関連市場を横目に、ゲームショウは
近年再び盛り上がっているとのことですが、現場に立つものとしては
一時的なバブルのような印象も受けています。
〜たしかに携帯機ブームやビッグタイトルのヒットなどありますが、
相変わらず一部メディア・自称良識派からのバッシングが収まらない
ことを考慮すると、結局は成熟していないと言わざるを得ない・・・〜
『E3』は流通向けメイン、『TGS』はユーザー向けメインと目的が異なり、
さらに行う時期も異なるので、一概に比較はできないのですが、
どうもE3の方が『現実と未来を見据えて』いるような・・・。
*経産相・二階俊博氏が挙げた『日本発のコンテンツ』を、今まで以上に
海外に発信するため、同様のイベントをまとめてやってしまおうというもの。
TGSもその一環として、統合される可能性が高い。
(TGSは経産省の後援を受けている)
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