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ゲームショウどうでしょう
おはようございます。
国内最大のゲーム展示イベント『東京ゲームショウ(TGS)』が行われ、過去最高の
入場者数を記録したそうです。
以前(8/3)ネタにした『国策』による合併・統合はとりあえず回避され、
『日本のゲーム産業斜陽化』をも吹き飛ばしそうな勢いの模様ですが、
相変わらずE3の後塵を・・・とかカラ元気だとかというイメージはぬぐえません。


で、気になった点2つ↓と、それを結びつけるコトについて。

●PS3でメガドライブのゲームが遊べる
●TGS内で歴代のTVゲームの展示・見学と体験ができる

「う〜ん、なんだか違和感が」というのが率直な感想。
まず、半年前のPSE法問題において、全くと云っていいほどメーカー側が動かなかった
点があり、結果として多数のゲーム機がその対応ソフトとともに葬られる結果となり
ました。
(私の勤務先でも、PSE法の規制対象機種の取扱が大幅に縮小された)

このとき、経産省のお役人どもは
「ゲームは『文化』じゃないから」
という理由でPSE法の例外規定を認めようとしなかったという話があります。
(音楽は『文化』だから特例措置がとられた・・・らしい)


また、CESA&一部の加盟メーカーは過去に中古売買の禁止を打ち出した
『NORESALEキャンペーン』を実施し、批判を浴びたことも忘れてはなりません。
このときユーザー層から訴えられたのは金銭的な面(安価に手に入れるなど)だけでなく、
旧機種やマイナータイトルの保護を行うため≒文化的な面についての危機感も挙げられ
ました。


今回のゲームショウでこのような企画が行われたのは、ただ単にゲームショウ10周年と
いう記念だけでなく、国産家庭用ゲーム機登場から20数年という
『ゲーム文化の積み重ね』をアピールし、文化としてのゲームの地位向上を目指すためと
考えられます。
(疑り過ぎか?)

しかし、旧機種を持ち今でも愛用を続けるユーザーからすれば、一時的なお祭りゴト
(今回のようなこと)より恒常的な取り組み(ゲームの歴史への取組み)の方が、
支持されたのでは?と考えますが、いかがでしょうか。



次に評価する点。
過去のソフトウェア(コンテンツ)に対する再評価の機会を今回のイベントでCESAと
加盟各社が示した点です。

ただし、このことは今回のイベントがきっかけではなく、GBA『ファミコンミニ』
シリーズを始めとするリバイバル物タイトルのヒットと増加・・・TVゲームに限らず、
PC向けのデータ送信や携帯電話用コンテンツも含め・・・が大きいので、
今回のイベントのおかげである点はさほど大きいものでは無いでしょう。

◆さらに云えば、XB360ではすでに「カジュアルゲーム」と称してレトロゲームの送信
 を行ってますし、DCでも「ドリームライブラリー」というMD・PCエンジンソフトの
 配信サービスが過去にありました。


WiiやPS3のネット配信がユーザーの注目を集めたのは、手に入れづらくなったタイトルを
安価にかつ手軽に遊べる(であろう)という期待からなのでしょうが、Wiiの場合で24社
の参入にとどまっており※1、PS3の配信※2のうち
メガドライブ(MD)の分に至っては、発売元のセガから「まだ正式に決まってない」と否定
される始末。
(それ以前にWiiのパクリという批判があるが、セガとしては「配信できればハードは
問わない」ということであろう。悪く言えば無節操)

それでも遊ぶための選択肢が増えるのはユーザーからすれば喜ばしいといえるのでは
ないでしょうか。
対応するゲーム機がないから遊べない→そのうち消え去る→ゲームそのものへの興味が
薄れるということを減らせる可能性が高いのですから。


※1:近年の合併などで、実際はこれより多いブランドが参入してると考えてもよいかと
※2:PS3の場合PSのデータ配信を予定しているが、ショウの講演でMDの配信を発表



…さて、仕上げのコメントをと思いましたが…

今回の書き込みを仕上げようとした火曜日、TGSに参加したゲイムマン氏のブログ
(9/24付)にて気になる記述が。
●『砧公園秘密基地』
http://plusdblog.itmedia.co.jp/gameman/

24日付の文章にて『有野さん以外全部沈没』と云うタイトルで、この歴代ゲーム機展示の
(というよりTGS10周年記念)イベント関連のトークショウを
「企画、メンバー、場所、それぞれに問題あり」
と、ゲームを知らなすぎる内容と出演者を厳しく批判されています。

◆イベントステージがキッズコーナー横だったため、昨年のレーティング問題の
 シンポジュウムでも「聞き取れない」など不満があった

結局、レトロゲームに対しては冷たいのですね<CESA
所詮、ゲーム市場を知っていても「ゲームを愛しない・知らない」その程度の認識しか
持っていないのがCESAの現状か・・・ということで締めさせていただきます。
| 小泉 亮 | 06:00 | comments(0) | trackbacks(1) |
テレビゲームのちっともよくないおはなし・3
おはようございます。
ゲームショウの開催に合わせ、CESAが『テレビゲームのちょっといいおはなし3』
(以下『おはなし3』)をUPしました。

今回は1・2と異なり、CESAで唯一個人で入会している府元晶(ゲイムマン)氏が
『ゲーム脳』問題を
日本人として非常に恥ずかしい
という表題で投稿しています。

いままでの『おはなし』ではゲームの効能や文化的側面ばかり取り上げ、
バッシングに対しては直接の反論を避けてきましたが、
今回は、かのトンデモ本『ゲーム脳の恐怖』著者・森昭雄氏をヤリ玉に挙げ、
『ゲーム脳』問題の批判・反論だけでなくゲーム業界側の対応の問題点
および一般マスメディアの偏向記事、この問題を憂えるユーザーの動きについても
あわせて取り上げられました。

詳しい内容や論評は改めて行う予定ですが、
「やっとCESA公式の広報モノで、バッシングの反論を行った」
と云える出来事と云えるでしょう。

●pdfデータはこちらで↓ 1・2もこちらからダウンロードできます
http://research.cesa.or.jp/handbook/index.html (CESAのHP内)

紙Ver.もゲームショウをはじめとして各地で配られるそうです。
見つけたらぜひ手にとって読んでみることをお勧めします。



ただ、巻末の『レーティング制度』の漫画は前回(『おはなし2』)の焼き直しのため、
相変わらずちっともよくないおはなしになっているのですが・・・。

※『おはなし』1・2をネタにした:GGZ『ちっともよくないおはなし』は
 05年12/2、06年1/21にてUP

| 小泉 亮 | 07:00 | comments(0) | trackbacks(0) |
『校内暴力日本一』の県から
おはようございます。

本日は9/14付各紙で取り上げられた、こんなお話から。
◆公立小学校の校内暴力、過去最多に〜対教師30%超増〜
http://www.asahi.com/edu/news/TKY200609130371.html
(同日付・朝日新聞『asahi.com』http://www.asahi.comより)

さらに、県民としては不名誉な↓
◆学校内外での暴力行為が過去最多で全国ワースト1/神奈川
(同日付・神奈川新聞『カナロコ』http://www.kanaloco.jpより)

しかも『ダントツ』と伝えられるありさま。


う〜ん、すでに義務育を終えて十数年、当時と比べてここまでひどくなったものかと
呆れてしまいます。


で、ワースト1位の神奈川県と云えば・・・
『青少年(中高生メイン)の保護』ということで昨年『GTA3』を有害指定したわけですが、
今度は『子ども(小中生)の保護』を訴えて、さらに規制を強化しないか心配であります。



私のメインであるゲームの倫理問題を述べる上で、神奈川県の対応は注目をしています。
ワースト1位という不名誉を授かった以上、松沢知事が何らかの『対策』を行う可能性は
非常に高いでしょう。

しかし、『とりあえず規制』のみでOKなのでしょうか?
『GTA3』の件は、どうも知事と県のポイント稼ぎに過ぎないということが、いまもなお
聞かれます(私も同感)。
TV(マスメディア)などに比べ立場が弱く、オトナからすれば『よくわからない』TVゲーム
産業を槍玉に挙げ、『青少年保護』という口当たりのよいコメントを並べればあら不思議、
「青少年の健全育成やってまーす」のできあがり。
・・・『やってまーす』であり『できてまーす』でないのがミソ

鳴り物入りでゲームを規制しても、結局犯罪は減らず、ですか・・・。


そんな中、上記記事のリンクでこんなのが↓
◆高校生5割「飲酒、電車内携帯は問題ない」全国調査
http://www.asahi.com/edu/news/JJT200609140002.html
(9/14付前述『asahi.com』より)
◆記事のアンケートを行った『高校生新聞』
http://www.koukousei-sinbun.co.jp/

結果について『高校生新聞』では
「身近な大人の行動が大きいと推測される」(前述『asahi.com』記事より)
と、オトナ側の問題を指摘するオチとなっていました。

つまり、結局オトナがだらしないから、ということになりますな。



世間様をナメるガキンチョどもに対しての対策も重要ですが、
同様に、そのガキを増幅させたオトナにも対策が必要ではないでしょうか。
取り締まる・決まりをつくる側には、守らさせる相手以上の倫理観と尊法への意識が
必要なのですから。
| 小泉 亮 | 07:00 | comments(0) | trackbacks(0) |
3年目のナントヤラ〜PS2値下げに思う〜
おはようございます。

プレイステーション2(PS2)がマイナーチェンジのうえ値下げしました。
記事などを見ると約3年ぶりの価格改定なのだそうです※1

ソフトのほうは「売れてようが半年前後でベスト化(値下げ)」されるのと大違いです。

一方のXB360も、ハードディスク無しモデルの日本投入を発表し、実質の値下げ。
(厳密には異なりますが)


さて任天堂はどうかといいますと、いまのところはその類の発表は無い模様です。
で、現場に立つ身として気になりましたのが
従来型DSより高価なDSLite(DSL)の方が売れているということです。

ちょっと説明しますと、従来型DSとDSLでは¥1800ほど値段が異なります
(DSLの方が高い)。
従来型DSがあっても、
「DSLありますか?従来型DSしかないんだ・・・ならいいです」
と、DSL待ちの状態が明確になっています。

現在、新品として市場に出ているのはDSLですので、DS本体については実質値上げと
なっているにもかかわらず、それでもDSLの方が人気ということは
それだけDS市場が確固たるものになったといえるのでしょう。
と同時に、日本のゲーム市場全体の盛り上げにも貢献?しています。



で、話をPS2に戻します。
PS2の場合、据置(コンソール)機ではPS時代からの圧倒的なシェアを持っていますが、
今回の値下げは次世代機(特に価格帯が重なるであろう任天堂のWii)への対抗だけでなく
〜後続機であるPS3が出るとは云え、そのあまりに高価格(強気とも云う)っぷりに
 PS2からの乗換えがあまり見込めないと取った〜

と、既存PS2ユーザーの繋ぎ止め(F通の記事でも「買い替え」というコメントを使ってるし)
を目的としているのでしょう。



値下げというのは、一見普及や売上UPに効果がありそうですが、
ユーザーが品物やコンテンツに魅力を感じなければ(or発売元が魅力を伝えられなければ)
かえって発売もとの首を絞めることはすでに証明されています
(例:DC・XBの本体とか※2)

また、その商品自体の金銭的価値を下げることにもなりますので、
いたずらに値下げ・ベスト化と繰り返していると、「値下げまで待つ」という買い控え
も想定されますし、商品(中身)自体の価値の下落もあります。
(しばらく前のF通誌のアンケートで「ゲームの廉価版は歓迎するが、自分の買ったソフトが
ベスト化されるとヘコむ」という答えが多かった・・・)


PS2本体のように、人気にアグラをかいて3年間も価格を維持したのも考えモノですが
(しかも75000型という劣化モデルを出しやがって※3)
なんだか今回の動きは10年前※4と同じことになりかねないと、私は危惧してます。




※1:現行の約20000円になったのが03年の秋。ただし、このときは従来型(大きいの)
 最後の50000型。
※2:DCやXBが「魅力を感じない」というのではなく、『大半の消費者(notユーザー)を
 惹きつけられない』ということ。(一部のユーザーに対しては魅力であっても)
 本体が普及しているとされているPS2やDSでさえ、売上が3桁のゲームがありますし・・・
※3:75000・77000型では一部のソフトで動作トラブルがある。その場合は「古い機種を
 使って」だそうな。
※4:90年台なかばのSFC市場の硬直化とPS・SS登場のあたり。
 市場は盛り上がったが、同時に流通・倫理問題といった負の部分も噴出した。
| 小泉 亮 | 07:00 | comments(2) | trackbacks(0) |

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