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ダウンロード販売とパッケージ販売
こんばんは。

業務用・DCで人気を博した『トリガーハート エクセリカ』のXB360版について、
「今年中の配信開始」が発表されました。
で、「おっ!?」と思ったのが価格でありまして、¥1200相当を予定しているとのこと。

内容は異なるものの*1、DC版が¥5800(通常版)であることを考えると、
相当「お手ごろ」であるといえます。

自分の職業が販売業である立場を考えると、ダウンロード(DL)市場の拡大には
店頭売上の減少という不安が残るのですが、
このジャンルは『コア層向け』という先入観から、ショップ自体が注文したがらない
ことが多く*2、仕入れても売れ残ることも多く、さらにはメーカー自体が家庭用に
出さない(流通コストやパッケージ制作費)という悪循環に陥っており、
今回の判断(DL版)は間違っていないと思います。



一方、競合であるPS3陣営もネット配信を積極的に行っているのですが、
先日発表された『グランツーリスモ5(GT5)プロローグ版』の価格をみて、
「発売元であるSCEiのやり方はいまいち理解できない」と、素人である私でさえ
感じました。

『GT5プロローグ』ではパッケージ版とDL版がでるのですが、
DL版:¥4500  パッケージ版:¥4980
・・・と、DL版の利点が見えない価格設定となっています。

詳しく説明しますと、ゲームの場合は再販制度の対象外であるため、店頭で値引き
していることが多いです。
ヤマダやヨドバシといった家電量販店ですと希望小売価格の10%引き≒約¥500引
(GT5プロローグの場合)。
この時点で、原則定価販売であるDL版との価格差はなくなっています。

さらにポイントカードやクーポンなどによる値引き、さらに売却(中古)という選択も
ありますので、DL版には「いますぐ遊べる」「パッケージを置くスペースが要らない」
「DISKを無くしたり傷つけたりしなくて済む」という点以外には、まるでいいところ
なしと言えます。
(しかも後の2点は無理やり感があるし)



『トリガー〜』と『GT5プロローグ』を単純に比較の対象にするのは無理があるとは
思います(知名度・機種のユーザー層etc.)。
しかし、この点が両陣営(MSとSCEi)の『ネットの活用』、さらには『コンソールの活用』
にたいして、うまくできているか?と受け取れる部分であると思います。

SCEiは過去に「中古というモノが存在しないゲーム市場*3」を企てていたそうですが、
少なくともPS3のキラーソフトの1つであるはずの『GT5』で大胆なことができないこと
を考えると、PS陣営はまだまだ苦戦を強いられるのではないでしょうか。




*1:XB360版は『アーケードモード』(業務用の移植版)のみながら、ネットランキング
 集計に対応&音楽・映像に大きく手が加えられているとのこと。
 ちなみにDC版は『ストーリーモード』の追加と『限定版(サントラCD付)』が発売。
*2:事実、人気や知名度(続編モノ)、ブランドが無いと売上は厳しい・・・<STG。
 (コア層に人気のショップは別として)
*3:ネット配信への注進や、新品ソフトしか受け付けない設定を組み込む
 (ワンハードプロテクト)といったことが挙げられていた。
 
| 小泉 亮 | 04:06 | comments(1) | trackbacks(0) |

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