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「中古ユーザーは客ではない」ってか?
JUGEMテーマ:ゲーム


10/31追記

おはようございます。
中古ショップ店員としてもユーザーとしても、聞き捨てならぬ記事がありました。

●10/20 中古でゲームを買う人は客ではない、
 ゲームソフトの中古問題に関して語る
(まこなこ)
http://www.makonako.com/mt/archives/2008/10/post_735.html
(以下『記事』と表記)


まこなこさんの意見は「間違ってはいない(権利者としては)」といえます。

「バグありソフト」「クソゲー」「新品で手に入れられないソフトへの対応」や
「批判の対象はお門違い」「企業努力を怠ったツケ」「中古という市場のライバル」
「新品で買っても、ろくなサポートしてくれない」etc.といったツッコミについては、
すでにあちらのコメント欄で多数入っていますので割愛しますが、
まこなこさんがおっしゃっていることとその根拠は10年前*1と何ら変わっていない
というのが私の感想。

後半の『新品で買って⇒遊び倒して売却*2』というのも矛盾してますし、
「あなたはショップのじじいに儲けさせたいだけなのか(記事より)」というのも、
ただ単に私怨といえるが・・・。

また、05〜07年に限って言えば、中古の売り上げ本数は上がっていません。
CESA調査より:1年間のソフト平均購入本数
 左から新品/新品ベスト(廉価・再販)版/中古

05年:3.2/0.7/1.7
06年:3.6/0.8/1.7
07年:3.9/0.7/1.7

(単位:1年あたりの平均購入本数)

メーカー側のデータであるCESAの調査*3でさえ、この結果です。
手を加えよう(捏造)とすれば、どうにでも有利にできるのに、この結果です。
もともと安いDS・PSPソフトの売上増加が背景にあるのでしょうが、
新品が売れなかった分、中古に移った(=権利者に利益がいかなかった)
というわけでなかったことを、メーカー側が認めているのです。
(08年版のデータがでれば、また変わるかもしれないが)


それでも「中古ユーザーは客でなし」なのであれば、

>そもそも、正当な料金を払わない人は、無理にゲームやってもらう必要ないじゃん。
(記事より)

・・・のとおり、すべてネット配信/パッケージ販売はシリアルコードつきと、
面倒くさい設定にし、本当に遊びたい人(時にクソゲーの生贄となろうとも)だけ買え!
として、「無理にやってもらう必要のない」≒ゲームに執着心の薄いライト層を
市場から締め出してしまえばいいのです。


結果どうなるかは知りませんがね。




*1:PS(32ビット機)時代にCESAなどが推し進めた『NORESALE』
 キャンペーンのときと同じ理論が見受けられる。
 例:『クリエイター(権利者)への利益の還元が中古だとない』
  『中古市場が拡大すると開発コストが回収できないから、
   結果として今後面白いゲームが作れなくなる』
  『中古がなくなれば(同じ量の)新品を買う』
*2:中古品の購入を批判しておきながら、供給側である『ソフトの売却』を肯定
 している。
*3:前述の調査では東京ゲームショウに来場したユーザー〜≒コア層〜から
 アンケートをとっているいるため、その点を考慮してください。
*4:まこなこさんとしては
 私たちがゲームを出来るのは、なんだかんだ言ってもメーカーのおかげではないのか
 「インターネットで無料で何でも出来るようになってしまい、この考えが
 希薄化されている現在だからこそ、なおさら訴えたい件だ」

 と、コンテンツへの正当な対価を払うべきという主張なのだろうが・・・。
続きを読む >>
| 小泉 亮 | 05:59 | comments(0) | trackbacks(0) |
ゲームショウどうでしょう2008
JUGEMテーマ:ゲーム


こんばんは。
先日、仕事で東京ゲームショウに行ってきました*1。

『仕事』なので、遊び楽しみながらも「このゲームはイける/逝く」
といった予測(ギャンブル)をたて、今年度末までのだいたいの予想をたてるのです。

全体的な感想は
各社とも保守的であった
・・・他のスタッフからも同様の意見がありました。

メーカー側とすれば
「技術が進んだから、続編でいままでできなかったことを」
ということなのでしょうが、
「『いちからの新規タイトル』を避けた安全牌」
「人気のキャラクターを使い、一定の需要が見込めます*2」
という本音がミエミエのも見受けられたのが現状です。

そんなわけで、上司へのレポートには
『ハードからソフト(コンテンツ)の時代へ』
とかと、まじめに書きましたが、本音は
『ネタに乏しい』『図体ばかり大きくなっても・・・』

自分にとっていちばん興味深かったのがCoFestaとCESAのブースであったというのがなんとも。




*1:職業柄『ビジネスデー』での見学であったので、実際の市場(ユーザーの判断)と
 異なることもある。特にキャラクター/キッズものは。
*2:ただし、開発・下請けは『あのクソゲー/ダメゲーを作った』
 ・・・こういったことも、ネットが普及した今では影響するのだから恐ろしい。
| 小泉 亮 | 01:27 | comments(2) | trackbacks(0) |

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