あくまで『一時停止』
2010.03.19 Friday | category:レーティング・ラブ(倫理問題)
こんばんは。
朝日新聞夕刊の連載マンガ『地球防衛家のヒトビト』で、さっそく『非実在ウンヌン』が
ネタとして使われました。
●東京都関係者をみたトーサンが娘に
「相手の見方しだいで『不健全(ry』として規制されるから気をつけろ」
カーサンが「私も」→トーサン「オマエは大丈夫」→トーサンKO
・・・確かに間違いではないのですが<カーサン*2
で、本題。
例の問題*1ですが、とりあえず3月時点での賛否は先送りされることになることが
有力となりました。
これで「成立しました」となったら、民主・自民&公明ともフルボッコになるのは明白
ただ、これで『終了』ではなく『一時停止』であることは明らかです。
『終了』となるのは、
●いまの条例『改悪』案が完全に葬られること
(いちから条例『改正』の素案が挙げられる)
●この改悪案を挙げた連中が、この論議から退場すること
(いち評論家=外野としてなら問題なし)
●真に『青少年の保護』といえる法ができたとき
(規制推進派は「規制したら後は知らん」な印象が強い)
●いまの規制推進派がグゥの音も出ない状態になったとき
(文章そのまま)
ではないでしょうか。
数ヶ月たてば再び同じ論議と判断が行われます。
このとき再び同じような注目を集めるでしょうか?
著名な漫画家が再び「NO」と訴えてくれるでしょうか?
出版団体が再び意見書を出してくれるでしょうか?
別件でタマ○ンを握り潰されそうとされているマスゴミは、問題を再度取り上げないかもしれません。
推進派から「あなたはOK」と丸めこまれることも考えられます。
出版界は推進派から出された修正案というまやかしに妥協するかもしれません。
「問題からの注目を無くす」ことは、結果として「推進派を勢いつかせる」ことに繋がります。
引き続き都をはじめとする関係部署に対しては批判や提言、データをあげ続け、
インチキと嘘を垂れ流し続けた連中に引導を渡すべく行動を規制反対派はとるべきでは
ないでしょうか。
●3/22追記
やはり『一時停止』であったようで。
京都府・大阪府でも規制への論議をすることが知事より挙げられ、
日本弁護士連合会では「単純保持禁止を」と、03年の意見(単純保持禁止は反対)を覆す意見を
23日に上げるとのこと。
ちなみに日弁連の方は、何だか『香ばしい内部事情』でそうなったらしいのですが。
*1:産経新聞『iza』より。
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/politics/localpolicy/370380/
*2:カーサンの心配?は決してお笑いではない。
判断する人しだいで『ギリセーフ→いや、明らかにアウト』を超えるのもアウトなのだから。
(今回の条例改悪案や児ポ法改悪が批判されているのも、これが主因)
朝日新聞夕刊の連載マンガ『地球防衛家のヒトビト』で、さっそく『非実在ウンヌン』が
ネタとして使われました。
●東京都関係者をみたトーサンが娘に
「相手の見方しだいで『不健全(ry』として規制されるから気をつけろ」
カーサンが「私も」→トーサン「オマエは大丈夫」→トーサンKO
・・・確かに間違いではないのですが<カーサン*2
で、本題。
例の問題*1ですが、とりあえず3月時点での賛否は先送りされることになることが
有力となりました。
これで「成立しました」となったら、民主・自民&公明ともフルボッコになるのは明白
ただ、これで『終了』ではなく『一時停止』であることは明らかです。
『終了』となるのは、
●いまの条例『改悪』案が完全に葬られること
(いちから条例『改正』の素案が挙げられる)
●この改悪案を挙げた連中が、この論議から退場すること
(いち評論家=外野としてなら問題なし)
●真に『青少年の保護』といえる法ができたとき
(規制推進派は「規制したら後は知らん」な印象が強い)
●いまの規制推進派がグゥの音も出ない状態になったとき
(文章そのまま)
ではないでしょうか。
数ヶ月たてば再び同じ論議と判断が行われます。
このとき再び同じような注目を集めるでしょうか?
著名な漫画家が再び「NO」と訴えてくれるでしょうか?
出版団体が再び意見書を出してくれるでしょうか?
別件でタマ○ンを握り潰されそうとされているマスゴミは、問題を再度取り上げないかもしれません。
推進派から「あなたはOK」と丸めこまれることも考えられます。
出版界は推進派から出された修正案というまやかしに妥協するかもしれません。
「問題からの注目を無くす」ことは、結果として「推進派を勢いつかせる」ことに繋がります。
引き続き都をはじめとする関係部署に対しては批判や提言、データをあげ続け、
インチキと嘘を垂れ流し続けた連中に引導を渡すべく行動を規制反対派はとるべきでは
ないでしょうか。
●3/22追記
やはり『一時停止』であったようで。
京都府・大阪府でも規制への論議をすることが知事より挙げられ、
日本弁護士連合会では「単純保持禁止を」と、03年の意見(単純保持禁止は反対)を覆す意見を
23日に上げるとのこと。
ちなみに日弁連の方は、何だか『香ばしい内部事情』でそうなったらしいのですが。
*1:産経新聞『iza』より。
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/politics/localpolicy/370380/
*2:カーサンの心配?は決してお笑いではない。
判断する人しだいで『ギリセーフ→いや、明らかにアウト』を超えるのもアウトなのだから。
(今回の条例改悪案や児ポ法改悪が批判されているのも、これが主因)
【都条例改悪】メディアがやっと喰い付いて来たが・・・
2010.03.16 Tuesday | category:レーティング・ラブ(倫理問題)
☆3/18ちょっと追記。
例の件で、自民党・民主党の東京都支部に意見メールを送信。
(本当は手紙が良いのだが、時間的な余裕が・・・)
共産党は反対すると公表しているので、後日送信する予定。
公明党はもとから除外(言うだけムダ)。
こんばんは。
昨日(3/15)に行われた漫画家の会見により、都の条例改悪案がメディアに取り上げられ
やっと広く伝わることになりました。
●産経新聞より:
http://sankei.jp.msn.com/life/trend/100315/trd1003150712002-n1.htm
●朝日新聞より
http://www.asahi.com/national/update/0315/TKY201003150446.html
読者(特に新聞の主要購読者であろう中高年)が、どのような判断をするかが見ものです。
さて、今回の記者会見の取り上げ方ですが、ネット世代である私からみると違和感を感じる
ものでした。
自分が普段紙媒体(新聞)で触れる朝日新聞の記事をベースに、以下の話を進めます。
●見出し
漫画の児童ポルノ規制 アニメもゲームも 都が条例改正案
記事の見出しから『改正しました』という印象を与える内容。
ただし写真は、漫画家の会見のを使用しています。
内容はネット版とほぼ同じ。
●時時刻刻
asahi.comでは触れられていないのが『時時刻刻』の部分。
ページの1/3以上を裂いており、特に漫画のコマ風に表現された双方の論点要約は
なかなか上手いと感じました。
内容を細々挙げるとキリが無いので、見出し部分のみピックアップします。
監視の目 マンガにも 都が青少年条例改正案
「自由な発想力奪われる」 作家・出版界 猛反発
漫画家のインタビューおよび規制反対派側の主張、規制の問題点を記載
「おぞましい虐待を描写」 石原都政、規制を強化
規制のいきさつや規制賛成派側の主張、規制する意義について記載
自公賛成、悩む民主
各政党の考えを記載。
記事内容は「悪くない」と云えますが、
『都vsマンガ・出版界』ばかり注目されて、他のメディア(映像・ゲーム、ネットなど)との
問題やネット上での動き(新聞が取り上げる遥か前から主張し続けた)、この条例案を
挙げたメンバー(どっかの宗教団体の後ろ盾を持った元警察官僚とか)や、委員会の
論議(「認知障害者」発言など)の問題点については触れられていなかったのが残念。
基礎知識が無い中でこの記事を読んだ場合、『言論の自由vs青少年の保護』だけが
論点か?と思われ、結果として「じゃあ賛成せざるを・・・」「どっちでも・・・」と
多くの読者には受け止められそうです。
また、「有名漫画家らが反対した」から大きく取り上げたとしかみえない、
一般的なメディアにおいての興味の薄さを感じました。
本来なら紙媒体は真っ先に『反対』を打ち出す条例内容であるにも係らず、です*。
これじゃあ、何か裏取引があるといわれても・・・<マスメディア
☆私の感想
「ま、悪くはないね。この記事」レベル
*:電波メディア、特にTVについては、バラエティ番組への批判に対する対応があるため、
こっちにまで手が回らないのであろう・・・と信じたい。ほんのちょっとだけでも。
例の件で、自民党・民主党の東京都支部に意見メールを送信。
(本当は手紙が良いのだが、時間的な余裕が・・・)
共産党は反対すると公表しているので、後日送信する予定。
公明党はもとから除外(言うだけムダ)。
こんばんは。
昨日(3/15)に行われた漫画家の会見により、都の条例改悪案がメディアに取り上げられ
やっと広く伝わることになりました。
●産経新聞より:
http://sankei.jp.msn.com/life/trend/100315/trd1003150712002-n1.htm
●朝日新聞より
http://www.asahi.com/national/update/0315/TKY201003150446.html
読者(特に新聞の主要購読者であろう中高年)が、どのような判断をするかが見ものです。
さて、今回の記者会見の取り上げ方ですが、ネット世代である私からみると違和感を感じる
ものでした。
自分が普段紙媒体(新聞)で触れる朝日新聞の記事をベースに、以下の話を進めます。
●見出し
漫画の児童ポルノ規制 アニメもゲームも 都が条例改正案
記事の見出しから『改正しました』という印象を与える内容。
ただし写真は、漫画家の会見のを使用しています。
内容はネット版とほぼ同じ。
●時時刻刻
asahi.comでは触れられていないのが『時時刻刻』の部分。
ページの1/3以上を裂いており、特に漫画のコマ風に表現された双方の論点要約は
なかなか上手いと感じました。
内容を細々挙げるとキリが無いので、見出し部分のみピックアップします。
監視の目 マンガにも 都が青少年条例改正案
「自由な発想力奪われる」 作家・出版界 猛反発
漫画家のインタビューおよび規制反対派側の主張、規制の問題点を記載
「おぞましい虐待を描写」 石原都政、規制を強化
規制のいきさつや規制賛成派側の主張、規制する意義について記載
自公賛成、悩む民主
各政党の考えを記載。
記事内容は「悪くない」と云えますが、
『都vsマンガ・出版界』ばかり注目されて、他のメディア(映像・ゲーム、ネットなど)との
問題やネット上での動き(新聞が取り上げる遥か前から主張し続けた)、この条例案を
挙げたメンバー(どっかの宗教団体の後ろ盾を持った元警察官僚とか)や、委員会の
論議(「認知障害者」発言など)の問題点については触れられていなかったのが残念。
基礎知識が無い中でこの記事を読んだ場合、『言論の自由vs青少年の保護』だけが
論点か?と思われ、結果として「じゃあ賛成せざるを・・・」「どっちでも・・・」と
多くの読者には受け止められそうです。
また、「有名漫画家らが反対した」から大きく取り上げたとしかみえない、
一般的なメディアにおいての興味の薄さを感じました。
本来なら紙媒体は真っ先に『反対』を打ち出す条例内容であるにも係らず、です*。
これじゃあ、何か裏取引があるといわれても・・・<マスメディア
☆私の感想
「ま、悪くはないね。この記事」レベル
*:電波メディア、特にTVについては、バラエティ番組への批判に対する対応があるため、
こっちにまで手が回らないのであろう・・・と信じたい。ほんのちょっとだけでも。
規制推進派の定義とは『ダブルスタンダード』
2010.03.08 Monday | category:レーティング・ラブ(倫理問題)
●2/22付けの当ブログ
『身内』を斬れない規制推進派は退場せよ
●3/4付け『反ヲタク国会議員リスト』メモさん
元祖鬼畜系作家の成れの果て
上記『反ヲタク〜』さんで述べられている『元祖鬼畜系作家』とは、作家でもある石原都知事のこと。
自分の推したルール(条例・法律)によって、自分が取締りの対象となりかねないと
いうことは、ご理解されていないのでしょうか?
それとも、自分の著作物は対象にならない・させないとでも考えているのでしょうか。
だとしたら、当ブログでも挙げた
『身内(教会)での児童虐待そっちのけで、創作物バッシング』
きょーふーかい えくぱっと
な自称・人権保護団体とその手下とともに、知事もダブルスタンダードを認めている、と
いうことでしょう。
こんな連中が「青少年の健全化」「犯罪を減らせ」「そのためには著作物とケータイの規制だ」とか
十分な根拠提示も無くヒステリックに言っているのですから、そりゃ、反発する人が出ますよ・・・。
・・・ということで、東京都に
◆『知事の発言*&条例案』と『知事の執筆された小説*2の存在』は矛盾してませんか?
◆もし条例が成立したら、知事の小説でインモラルなもの*2はもちろん『不健全図書』に
しますよね?
と都に送りました。
●東京都『ご意見募集』
http://www.metro.tokyo.jp/POLICY/TOMIN/iken.htm
*:3/2東京都議会にて、川井しげお議員(自民)からの条例改正に関する質問(3時間50分30秒
あたりから)に対する知事の回答。
議会のムービーはこちらで
*2:『太陽の季節』のような『イマどきの若者はマッタク・・・』と批判されるものだけでなく、
殺人の撮影を題材にした小説(『聖餐』)も都知事就任以降に執筆されているそうな。
『身内』を斬れない規制推進派は退場せよ
●3/4付け『反ヲタク国会議員リスト』メモさん
元祖鬼畜系作家の成れの果て
上記『反ヲタク〜』さんで述べられている『元祖鬼畜系作家』とは、作家でもある石原都知事のこと。
自分の推したルール(条例・法律)によって、自分が取締りの対象となりかねないと
いうことは、ご理解されていないのでしょうか?
それとも、自分の著作物は対象にならない・させないとでも考えているのでしょうか。
だとしたら、当ブログでも挙げた
『身内(教会)での児童虐待そっちのけで、創作物バッシング』
きょーふーかい えくぱっと
な自称・人権保護団体とその手下とともに、知事もダブルスタンダードを認めている、と
いうことでしょう。
こんな連中が「青少年の健全化」「犯罪を減らせ」「そのためには著作物とケータイの規制だ」とか
十分な根拠提示も無くヒステリックに言っているのですから、そりゃ、反発する人が出ますよ・・・。
・・・ということで、東京都に
◆『知事の発言*&条例案』と『知事の執筆された小説*2の存在』は矛盾してませんか?
◆もし条例が成立したら、知事の小説でインモラルなもの*2はもちろん『不健全図書』に
しますよね?
と都に送りました。
●東京都『ご意見募集』
http://www.metro.tokyo.jp/POLICY/TOMIN/iken.htm
*:3/2東京都議会にて、川井しげお議員(自民)からの条例改正に関する質問(3時間50分30秒
あたりから)に対する知事の回答。
議会のムービーはこちらで
*2:『太陽の季節』のような『イマどきの若者はマッタク・・・』と批判されるものだけでなく、
殺人の撮影を題材にした小説(『聖餐』)も都知事就任以降に執筆されているそうな。
⇒ 小泉@筆者 (03/22)
⇒ 無限堂 (03/14)
⇒ 通りすがり (02/19)
⇒ ハムムー (02/01)
⇒ ななし (06/22)
⇒ 小泉@管理人 (10/25)
⇒ ナナシ (10/20)
⇒ 小泉 亮 (03/09)
⇒ かばら (03/02)
⇒ 小泉 亮 (11/28)